【Haotalks オンライン台湾華語】Mandarin Topics
2020年11月
冬で楽しむちょっと珍しい 食べ物ー菱角(ㄌㄧㄥˊ ㄐㄧㄠˇ/Língjiǎo)
毎週月曜
午後4:30
生でも蒸しても食べられる水生植物:菱角(Língjiǎo)
中国語では菱角(リンジャオ)と呼ばれる食べ物で、日本語では「菱(ひし)の実」となります。
冬になると台湾の夜市、市場、道端で売っています。
台湾人は子供の頃から、小さな屋台で菱角(Língjiǎo)を見かける度に、おつまみとして楽しんでいます。
菱角(Língjiǎo)の見た目も個性的です。皮を剥く前の表面は赤黒い色をしています。形は中央が太く両端はやや細く伸びている形になっているのです。剥く前の色や形はなんとなくバイキンマンの頭に似ています(笑)。
でも皮を剥くと、乳白色の美味しそうな可食部が現れます。
きれいに食べるのは少し技術が必要かもしれません。美味しい菱角(Língjiǎo)は、独特の淡い香りが漂ってきて、栗みたいにほくほくした食感です。
たまに水っぽく味がついてないハズレの菱角(Língjiǎo)もありますが、気にしないで次の菱角(Língjiǎo)を食べて下さいね(笑)。
菱角(Língjiǎo)は少し食べにくいですが、美味しいので頑張って食べてみて下さい。きれいに食べることができた時には、とっても清々しい気持ちになりますよ。
夜市などで売っているのを見かけたら、少量からでも遠慮なく買えますから、是非楽しんで下さいね。
2020年10月
台湾の美味しい鍋料理「石頭火鍋」
毎週月曜
午後4:30
太陰暦8月15日の中秋節を過ぎるとやっと台湾も涼しい季節になってきます。この時期はとても過ごし易く、例年だと旅行にとってとても良い季節だと言いたいところです。しかし、今年はコロナウィルスのせいで台湾に行けずに残念に思っている方も多いのではないでしょうか。
そんな方々に対して、せめて台湾人が大好きな鍋料理の火鍋を話しましょう。台湾に行けなくとも台湾に訪れた気分になって頂けれたらと思います。
台湾人の火鍋への愛は季節を問いません。夏場でもエアコンをガンガン効いているお店に火鍋を食べに行くのです。季節を問わずみんなで一緒に仲良く食材をシェアできるし、まして冬場なら火鍋を食べると体がボカボカになるし、とにかく湯気が出ている火鍋を食べなきゃって思うのです。
80年代から90年代、火鍋といえば「石頭火鍋」でした。なぜ「石頭」と呼んでいたのかは良く分かりません。作り方を言うと、まず食材を事前に香辛料で炒めてからダシを加えます。食べる際に使うタレもクセのある「沙茶醬」というものです。「沙茶醬」とは昔マレーシアかインドネシアから中国南部に伝われてきたSa Tehソースをアレンジしたものと思われます。
「沙茶醬」の中にピーナッツ、白ごま、魚、干しエビ、ココナッツ、ニンニク、ネギ、マスタード、唐辛子、ターメリック、バニラ、クローブ、陳皮、胡椒などを擦ったり焼いたりして、油と醬油を加えて煮込んたソースです。日本人にとっては苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、これこそ本場の味ですよ。
ぜひトライしてみて下さいね。(続)
2020年10月
台湾の美味しい鍋料理「麻辣火鍋」「豬肚鶏火鍋」
毎週月曜
午後4:30
ここ数十年で大人気になった「麻辣火鍋」は、先ほど紹介した「石頭火鍋」とは違い食材を生の状態から入れますが、スープの素を工夫した鍋です。かなり濃く辛いダシで日本人にとってはハードルが最初は高いかもしれません。ですが慣れてきたら「もう食べたくてたまらない!」ぐらいになりますよ。
気の利いた台湾の火鍋店でしたら、辛さに苦手な方用に「鴛鴦鍋」も用意しています。「鴛鴦」とはオシドリのことで、つまり鍋を2つに仕切り仲睦まじしく二種類のスープを選べる様になった鍋です。二種類のスープはそれぞれ選べます。スープの辛さも調整できるところもあります。ちなみに、本当に辛いものが苦手なら、ごま油にニンニクを加えたタレを作ってつけて食べてみて下さい。少し辛みが和らぎます。辛すぎたと感じた時に試してみてくださいね。
最後に最近人気になってきた「豬肚鶏火鍋」はタレ無しでも美味しく食べられます。スープの素に胡椒ベースで豚の胃袋と鶏肉をたっぷり入れてあります。このスープを飲むと体にも良いですし、冬場だと体を芯まで温めてくれますよ。
さて、みなさん台湾の火鍋を食べたくなってきましたか。早く渡航制限が解除されればいいですね。